1.準備編
準備編では、以下のポイント二つをご紹介します。
- 「誰に向けて記事を書くのか」の定義
- 「良い記事とはどんな記事なのか」の定義
それぞれ見ていきましょう。
1-1.「誰に向けて記事を書くのか」の定義
結論は、「そのキーワードで検索するユーザーに向けて記事を書く」です。
例①:「ダイエット 女性」の場合
たとえば
「ダイエット方法 女性」
このキーワードで記事を書く場合は、「ダイエット方法 女性」でGoogle検索する人に向けて記事を書きます。
例②:「お菓子 作り方 簡単」の場合
同じように
「お菓子 作り方 簡単」
このキーワードで記事を書く場合は、「お菓子 作り方 簡単」でGoogle検索する人に向けて記事を書きます。
1-2.「良い記事とはどんな記事なのか」の定義
結論は「ユーザーが知りたがっている情報を丁寧に解説している記事」です。
例:「ダイエット方法 女性」の場合
たとえば、
「ダイエット方法 女性」
で記事を書く際は、「ダイエット方法 女性」で検索する人が知りたがっている情報を丁寧にしている記事が、良い記事と定義します。
1-3.準備編のまとめ
- 誰に向けて記事を書くのか?
→そのキーワードで検索するユーザーに向けて - 良い記事とは、どんな記事なのか?
→検索ユーザーが知りたがっている情報を丁寧に解説している記事
2.リサーチ編
リサーチ編では以下の内容をお伝えします。
- メインキーワードでリサーチする
- 読者の検索意図を明確にする
- 読者のゴールを設定する
- ゴールに到達するために必要な情報を集める
それぞれ見ていきましょう。
2-1.メインキーワードでリサーチする
リサーチとは、情報収集のことです。そのキーワードで検索している人はどんな情報を欲しがっているのかを把握するためにリサーチを行います。
メインキーワードでGoogle検索をする
検索をすると、そのキーワードで検索する人の悩みを解決できる記事をGoogleが表示させる仕組みになっています。
私達はこれらの記事の中身をチェックすることで、「このキーワードで検索する人にはこんな情報を伝えてあげればいいんだな」という事が分かります。
また、これらの記事よりも1番役に立つ記事を書く事ができれば、その記事が検索1位に表示されるようになります。
Google検索の手順
Google検索リサーチの手順は以下の通りです。
- ラッコツールで検索する
- リサーチシートにまとめる
それぞれ見ていきましょう。
ラッコツールで検索する
▲「ラッコツール」というサイトにアクセスします。
▲メインキーワードを入力後、「検索上位サイトから抽出」をクリックします。
▲抽出が完了したら、「CSVファイルをダウンロード」をクリック後、ファイルを開きます。
▲スプレッドシートにアクセスします。
▲ラッコツールで抽出したシート全体をコピー後、スプレッドシートに貼り付けます。
▲実際に記事にアクセスして、具体的にどんな内容が書かれているかチェックしてみましょう。1位から10位までの記事に目を通します。
2-2.読者の検索意図を仮定する
検索意図とは、そのキーワードで検索するユーザーが知りたがっている情報のことです。
先ほどリサーチシートにまとめた情報を元に、「そのキーワードで検索する人が知りたがっている情報は何か」を仮定します。
例「酒代 節約」の場合
今回の例では、「酒代 節約」の検索意図は、「酒代を節約する方法が知りたい」と仮定しました。
なぜなら、Googleで「酒代 節約」と検索すると、「酒代を節約する方法」が書かれている記事が上位に表示されていたからです。
1位〜5位までの記事を読むと、検索意図が大体分かる
Googleは、ユーザーの検索意図に合った記事を上位に表示させる仕組みになっています。
ですので、上位1位〜3位までの記事を読むと、読者の検索意図が大体分かります。
また、「このライバル達よりもっと分かりやすく書けばいいんだな」というのも分かります。
もし、ライバルとなる記事が無い場合は、Yahoo!知恵袋で検索するとリアルな声が見つかることがあります。
検索意図をメモ
▲仮定した検索意図とその理由をスプレッドシートにメモします。
2-3.読者のゴールを設定する
読者が記事を読み終えた時のゴールを設定しましょう。
「ユーザーがこの記事を読み終わったら何ができるようになっているか」
「どんなゴールを設定すればユーザーの生活をより豊かにできるか」
このような視点でゴールを設定します。
ゴールを明確にすることで、記事を制作するうえで具体的に何を書いたらいいのかが明確になり、文章に一貫性が持てます。
例「酒代 節約」の場合
ゴール:読者が酒代を節約する方法が分かり、酒代を節約するための行動を実践できるようになる。
ゴールをメモ
2-4.ゴールに到達するために必要な情報を集める
先ほど設定したゴールに読者が無事到達するために必要な情報を集めます。
情報収集のやり方は次の6つです。
- メインキーワードでGoogle検索して、1〜10位以内の記事は全て読む
- 必要な情報が無ければ他のキーワードでも検索する
- Yahoo!知恵袋で調べる
- 関連する書籍が手元にあるのれあれば読む
- 必要であれば専門家にヒアリングする
- 必要であれば実体験を盛り込む
上記で情報を集めたら、読者のゴールを踏まえて、本当に必要な情報だけをピックアップして記事の構成作りに移ります。
3.ライティング編
ライティング編では以下の内容をお伝えします。
- 先に記事の構成を作る
- 構成作りのポイント3つ
- 冒頭文→本文→まとめの順に作成する
それぞれ見ていきましょう。
3-1.先に記事の構成を作る
例キーワード:「酒代 節約」の記事構成
- 【大見出し】酒代の節約方法6選
【小見出し】まとめ買いする
【小見出し】ビールは第2・第3のビールで
【小見出し】どうしてもビールが買いたいなら瓶で買う
【小見出し】焼酎・ウイスキーなどに切り替える
【小見出し】安い店を利用する
【小見出し】休肝日を設ける - 【大見出し】酒代の節約に関するツイッターの声
【小見出し】ゆっくり飲めば
【小見出し】飲みきれない
【小見出し】ただただ飲酒量が増えただけ
【小見出し】もはや燃料
【小見出し】あたまが良すぎるので
【小見出し】ぷるぷる震えます - 【大見出し】まとめ
いきなり文章を書くのではなく、まずは記事の構成を作ります。
構成を作ることで文章が書きやすくなります。
3-2.構成作りのポイント3つ
構成作りのポイントを3つご紹介します。
- 基本フォーマットに当てはめる
- ライバルと被っても全く問題なし
- キーワードツールを使う
それぞれ見ていきましょう。
基本フォーマットに当てはめる
以下の4つのパターンのどれかに当てはめて、記事の構成を作りましょう。(当てはめるのが難しい場合は大体でOKです)
- ハウツー型
例)「結婚式場 探し方」「腰痛 ストレッチ」「i movie 使い方」 - 知識型
例)「離婚 慰謝料 相場」「コンテンツマーケティングとは」 - 箇条書き型
例)「表参道 カフェ」「マットレス おすすめ」 - ケースステディ型
例)「〇〇 事例」「〇〇 体験談」
それぞれ見ていきましょう。
その①:ハウツー型のフォーマット
- 記事の序盤
この記事の内容に従ったやり方を実践することで実現する最高の結果 - 記事の中盤
やり方の流れ、定義、条件など、具体的なやり方を説明するために必要な前提知識 - 記事の終盤
具体的なやり方を時系列で解説
ハウツー型の記事例
- 【大見出し】コンテンツの質でアクセス数はこんなに変わる
【小見出し】良質なコンテンツにはどんどんアクセスが集まる
【小見出し】低品質なコンテンツには全くアクセスが集まらない
【小見出し】コンテンツの質によるSEO効果の違いのまとめ - 【大見出し】良質なコンテンツとは
【小見出し】良質なコンテンツの3つの条件
【小見出し】良質なコンテンツを突き詰めて作るから‥ - 【大見出し】上位表示を独占するSEOコンテンツの作り方
(以下、具体例)
記事URL:https://bazubu.com/how-to-create-a-good-content-17943.html
その②:知識型のフォーマット
- 記事の序盤
検索意図を満たすための前提知識 - 記事の中盤
検索意図を満たす知識 - 記事の終盤
検索意図に近い、ついでに知っておくと役に立つ情報
(知識として得ておくと最高の結果をもたらす内容)
知識型の記事例
- 【大見出し】結婚指輪とは
- 【大見出し】結婚指輪の相場は?
【小見出し】婚約指輪の相場は?
【小見出し】結婚指輪の相場は? - 【大見出し】婚約指輪の費用を抑える方法
【小見出し】婚約指輪を手作りする
【小見出し】彼の母親から譲り受ける - 【大見出し】婚約指輪の選び方
(以下、具体例)
その③:箇条書き型のフォーマット
- 記事の序盤
まずは「選び方」について書く、
もしくは「あなたに合ったモノの見つけ方」について書く - 記事の中盤
読者にとってできる限りいいものをお届けするためにおすすめ順に紹介する。最も読者におすすめしたいもの・サービス・方法を一番上に持ってくることで、忙しいユーザーもいち早く一番知りたいことを知ることができる。 - 記事の終盤
検索意図に近い、ついでに知っておくと役に立つ情報
(知識として得ておくと最高の結果をもたらす内容)
箇条書き型の記事例
- 【大見出し】シュノーケリングマスクの選び方
【小見出し】シュノーケリングマスクにUVカット‥
【小見出し】視力が悪い人はどうするの? - 【大見出し】シュノーケリングマスクの有名ブランド3選
【小見出し】ReefTourer(リーフツアラー)
【小見出し】AQUALUNG(アクアラング)
【小見出し】SAS(エスエーエス )
(以下、具体例)
その④:ケーススタディ型のフォーマット
- 記事の序盤
成功例と失敗例に分けて紹介する
(キーワードが「〇〇 失敗事例」の場合は失敗事例のみ。キーワードが「〇〇 成功事例」の場合は成功事例のみ) - 記事の中盤
それぞれの事例を紹介する中で、成功の要因や失敗の要因を再現性ある形で紹介する - 記事の終盤
成功のポイントや失敗のポイントを紹介し、実際にその記事を読むことで成功確率が上がるようにする
ケーススタディ型の記事例
- 【大見出し】不動産投資の失敗事例その1
- 【大見出し】不動産投資の失敗事例その2
- 【大見出し】不動産投資の失敗事例その3
- 【大見出し】どうしたら不動産投資の失敗を防げたのか
- 【大見出し】不動産投資の初心者にとって本当に手堅い物件とは
- 【大見出し】まとめ
(以下、具体例)
ライバルと被っても全く問題なし
構成を作る際に、一部がライバルの記事の内容と被っても問題ありません。
その情報が読者にとって本当に必要であればGoogleは評価するからです。
ただし、同じネタを扱う際は、ライバルよりもっと詳しいレベルで解説する必要があります。
キーワードツールを使用する
ラッコキーワードというツールにアクセスしましょう。
▲ライティングするキーワードを入力して、虫眼鏡マークをクリックします。
▲「全キーワードコピー」ボタンをクリック後、スプレッドシートに貼り付けます。
▲例えば「ジョングク 私服」というキーワードをツールで見てみると、より具体的なキーワードがたくさん表示されました。
これらのキーワードは実際に読者が検索しているものなので、これらのキーワードを見出しに入れて構成を作りのヒントにしましょう。
- 【大見出し】ジョングクの季節ファッションまとめ
【小見出し】春〜夏の私服スナップ5選
【小見出し】秋〜冬の私服スナップ5選 - 【大見出し】ジョングクの私服ブランドを紹介
【小見出し】パーカーの愛用ブランド3選
【小見出し】靴の愛用ブランド3選
【小見出し】Tシャツの愛用ブランド3選
【小見出し】愛用プチプラブランド3選 - 【大見出し】まとめ
先ほどのキーワードツールを参考に構成を作成するとこのようになります。
赤文字の部分が、キーワードツールで表示された文字です。
このように、実際に検索されているキーワードを見出しに散りばめましょう。
構成作りが完了したら、次の項目に進みましょう。
3-3.冒頭文→本文→まとめの順に作成する
記事は大きく分けると冒頭文、本文、まとめの3つの構成から成ります。
最初に冒頭文を作り、続いて本文、そして最後にまとめの順番で作成していきましょう。
冒頭文の書き方
冒頭文は以下の基本フォーマットを参考に作成しましょう。
- 問題提起
読者が抱えている悩みや問題を出して共感します。 - 解決策の提示
この記事を読むとどんな問題を解決できるのかを伝えます。 - 解決策の根拠
どうして②のような結果を得ることができるのか。根拠を書きます。
冒頭文の例
東京でオーダースーツを作りたいけれど、自分に合う店を探すのは大変ですよね。(問題提起)
今回は、東京のオーダースーツ店をまとめてご紹介します。(解決策の提示)
さまざまな切り口から、おすすめのオーダースーツ店を厳選したので、あなたの探していたお店が見つかるはずです。(解決策の根拠)
ぜひ参考にしてみてください。
本文の書き方
本文の書き方を解説します。
▲「先に構成を作る」で作成したものを貼り付けます。
▲大見出しは、大見出し専用のタグで囲みます。方法:大見出しの部分を選択後、「大見出し」のボタンをクリック。
▲小見出しは、小見出し専用のタグで囲みます。方法:小見出しの部分を選択後、「小見出し」のボタンをクリック。
まとめの書き方
簡単でOK
まとめは難しく考えず、簡単な文章で大丈夫です。
文字数は、100〜150文字で記事の内容をまとめる。
そして「今後の活躍に注目ですね!」「応援してます!」という風に、最後はポジティブな表現で〆ましょう。
その他記事作成のポイント
①:プレップ法を使う
▲一部例外を除いて、文章は基本的に「PREP法」と呼ばれる方法で作成します。②:不要な内容は書かない
検索意図と全く関係ない情報は、読者にとって不要なので書かないようにしましょう。
③:おすすめ書籍
よりライティングスキルを上げたい方は下記の2冊がおすすめです。
ライティングスキルが上がると、クラウドワークス等でより報酬単価の高い案件に挑戦できるようになります。
SEOライティングを学びたい方は、本マニュアルと合わせて上記2冊も読むとよりスキルが身につきます。